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東京都 都市計画審議会で調布基地跡地の都市計画について質問。

2010年2月5日、東京都 都市計画審議会において議案について質問を行いました。以下に質問と答弁を掲載します(議事録の全文)。

○議第7004号 府中都市計画用途地域

【中村委員】 それでは、議第7004号の府中都市計画用途地域について質問いたします。この場所のある調布基地跡地は、三鷹市、調布市、府中市の3市にまたがり、長い期間をかけて、東京都を含めた4者でその跡地の活用を協議してきました。今回、府中の市域である西武多摩川線・多磨駅の東側の周辺市街地整備が行われます。府中市都市計画マスタープランにも府中市の地域拠点として定められており、その経過については尊重したいと思います。この地域には、都立武蔵野の森公園の整備や警察学校に加えて、東京外国語大学も都心からの移転を受けて、以前は多磨墓地前駅であったんですが、駅名も変更されて若い人の利用も増えました。とはいえ当該地域は調布市、三鷹市との市境も近く、周辺には大きな商業地域もなく、また、自然豊かな環境でもある中で、今回の計画により、この地域がどのようなまちづくりを目指していくのかというのが少しわかりにくいと思います。特に都市計画道路である人見街道が事業化の予定が未定であり、その沿線に面した当該地域の北側の地域が今回は対象から外れ、一方では、用途地域の変更地域と道を挟んで反対の南側まで地区計画に含められることなど、広域的な都市計画という点では少しわかりにくさは否めないと思います。これらを踏まえて、当該地区のまちづくりについての東京都としての所見を伺いたいと思います。

【安井幹事】 多磨駅の周辺でございますけれども、府中都市計画マスタープランにおきまして、地域の身近な利便性を高める地域拠点に位置づけられてございます。整備方針といたしましては、地域住民の生活に密着した商業・業務・サービス機能の集積であるとか、安全で快適な住環境の整備を図ることが定められてございます。今回、用途地域を変更する区域でございますけれども、駅東口から至近に位置しておりますけれども、調布基地跡地内の国有地でございまして、長年、原則として利用を留保する留保地とされてきたわけでございます。しかし、平成15年に国の財政制度等審議会答申におきまして、大規模な国有地について計画的な有効利用を促進するという方針が示されまして、財務省の通達に基づき、概ね5年以内に地元自治体が利用計画を策定し、その後に処分が行われることになりました。こうした経緯を受けまして、府中市では都市計画マスタープランに基づく地域拠点としての整備方針、地元の意向も踏まえながら、国有地の将来的な土地利用について国や都と協議を重ねまして、平成20年10月に跡地の利用計画を国に提出したところでございます。市では、駅を中心として東西を含む区域のまちづくりを計画的に順次進めることとしてございます。駅西口の周辺につきましても、駅前広場を含む都市計画道路の整備にあわせまして、既に昨年8月には地元説明会を開催しているところでございます。参考として、本日ご説明いたしました地区計画は、こうした駅西口周辺を含む地域拠点としての整備方針との整合性を確保しながら、広域的なまちづくりの方向も見据えつつ、基地跡地の利用を中心とする土地利用計画の具体化を図るものでございます。市では今回の計画を契機として、地域の将来像の実現に向け、周辺の都市計画道路の事業化の見通しなどを踏まえながら、広域的なまちづくりに引き続き取り組んでいくと聞いてございます。

【中村委員】 それでは、次の質問をします。当該地域においては、既に府中市で計画した府中都市計画地区計画によりますと、国家公務員宿舎との調和が盛り込まれているように、当該地域には国家公務員宿舎の建設が予定されています。これまでの府中市における議論においては、府中市議会で平成20年3月13日に、調布基地跡地都市整備用地に関する決議が議決され、当該地における国家公務員宿舎の建設を、地元の意向を全く無視したものとして絶対に容認することはできないとされておりました。もちろん、本件がこの審議会にかけられるまでの間には、府中市の中でこの点については整理がされたので、議案として出てきたとは伺っています。その後、平成21年9月1日付で関東財務局から、公務員宿舎府中朝日町住宅(仮称)整備事業として入札公告がなされましたが、本年1月8日にはその入札公告が取り消されています。国家公務員宿舎については、世論ではさまざまな議論がありますが、ここではその是非についてはあえて議論はしません。ただ、今後、政府が本年7月をめどに国家公務員宿舎のあり方について結論を出すことにはなっていますので、公務員宿舎の是非についてはそちらにゆだねたいと思います。ただ、その経過については、この審議会でも踏まえておく必要性があると思います。こういったことを踏まえて、この用途地域変更に至るまでの公務員宿舎についての地域での議論の経過と、最終的に府中市が出した結論について確認させていただきます。

【安井幹事】 国家公務員宿舎でございますけれども、国が平成18年に、23区内に点在する国家公務員宿舎の移転・再配置計画を作成いたしまして、この中で調布基地跡地の都市整備用地が移転先の候補地の1つとされ、同年、市に提案されたものでございます。府中市では、国有地の処分に先立ちまして、平成20年までに地元自治体による利用計画の策定を国から要請されていたことから、市議会での議論を踏まえまして都や国と協議を重ねて跡地利用計画を取りまとめ、平成20年10月に国に提出いたしました。この跡地利用計画では、跡地利用のビジョンの基本的な考え方として、「豊かな緑に囲まれた業務・商業及び利便性と快適性を有する居住空間を創出する」と定めております。市では土地利用計画の基本的な考え方として示された内容を具体化するために、住民説明会の開催であるとか、市議会にもきちっと報告を行いながら地区計画案を作成し、平成22年1月、市の都市計画審議会で今回の地区計画は議決されたわけでございます。都は、市が決定する地区計画を踏まえまして、地元のまちづくりを支援し、目標とする地域の将来像の実現を図るため、用途地域に関する都市計画案を当審議会に諮っているものでございます。

【中村委員】 本用途地域の変更において、府中市の地域拠点としてふさわしい地域になることは望みたいと思います。ただ、この議案が国家公務員宿舎の建設を念頭に置いているんですが、それ以外の部分も多く占めるために、今回、用途地域の変更としては賛成したいと思います。ただ、国家公務員宿舎などの建設の是非については、今後、国の政府が決めるべきことであり、この議決が国家公務員宿舎の建設を推進するものではないということは申し述べさせていただきたいと思います。以上で終わります。

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