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都議会質問記録

2017/09/29 三鷹消防署の建て替えの議案で質問しました

○中村委員 それでは、東京消防庁の事務事業について質問します。
  後に三鷹消防署の改築の議案もありますが、関連して、少し範囲を広げて質問するため、事務事業として一括して質問します。
  三鷹消防署の改築についてです。築年数が四十九年を経過し、老朽化が著しいため、別の場所で改築をするとのことです。現在の場所から西へ三百メートル移転をし、ちょうどことし四月に三鷹市が市役所の東側に中央防災公園を整備したので、距離的にも近く、消防署と三鷹市が一体となって対応できるとして、市民からも待望の施設です。三鷹市では、一市で一署ですから、より密接に取り組んでいただきたいと思っています。
  そこでまず、改築後の三鷹消防署の新庁舎の特徴について伺います。

○清水企画調整部長 現在の三鷹消防署は、約五十年が経過し、老朽化が著しいため、より市役所に近い新たな用地を三鷹市に確保いただき、鉄骨鉄筋コンクリート造、地下一階地上四階建て、延べ床面積約二千九百平方メートルの新庁舎を建設することといたしました。
  新庁舎は、十分な耐震性能と現庁舎の二倍を超える床面積を確保し、防災教室や都民相談室を設置するなど、地域の方々にも利用しやすい庁舎としております。また、訓練可能なバルコニーを設けるとともに、敷地内に二階建ての鉄骨訓練棟を整備するなど、消防隊の活動能力向上のための施設も整備しております。

○中村委員 敷地面積は場所の都合で狭くはなるんですけれども、床面積も広くとれるということで、訓練にも十分だということのようですから、ぜひしっかりと整備を進めていただいて、市民の安全を守っていただきたいと思っています。
  さて、現在、その三鷹消防署には、本署のほかに、下連雀、大沢、牟礼の三つの出張所があります。市の形が真四角というわけではないわけですから、署からの距離によってまちまちになる、いざというときに駆けつける時間というのは差が出てくると思っています。
  最近では、隣の市である武蔵野市とのちょうど境目のところの武蔵野日赤病院の隣に、武蔵野署の出張所ができましたので、災害があればすぐに駆けつけることはできるとも聞いていますが、どのように三鷹市に駆けつけられるのでしょうか。武蔵野市の方にも災害があれば、その際には三鷹市に来られないという懸念の声もありますが、消防車両の配備の考え方について伺います。

○清水企画調整部長 東京消防庁では、国の定める消防力の整備指針に準拠し、市街地が連続している管内特性を考慮した消防力配備の基準を定め、管内のいずれの場所でどのような災害が発生しても、必要な部隊が迅速に集結できるよう、消防車両を配備しております。
  今後も、都市構造の変化などを踏まえ、消防行政需要に応じた消防車両の配備に努めてまいります。

○中村委員 まだまだ宅地化が進んだりするところもありますので、そういったところにも対応していただきたいというふうに思っています。
  さて、先ほど消防署の新庁舎の話についてのときに、三鷹市の方で新たな用地を確保したという話もありました。これは今後、三鷹市では本署も古いんですけれども、出張所も古いため、建てかえが必要になってくるんですが、ただ多摩地域では、土地の確保については市町村が準備をすることになっています。確かに、法では、消防行政は市町村の責任で、市町村から都が受託しているという制度ではあると思っていますが、都市部では土地の確保が難しいことから、庁舎用地確保のために、東京消防庁と市町村の協力がより必要かと思っています。
  建てかえなどの際に、土地の確保で時間がかかってしまうということが見受けられますので、ぜひ、より一層の東京消防庁と市町村との協力をしていただきたいということの意見を申し上げまして、私の質問を終わります。 
 

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